ニューヨークで安全に過ごす
ニューヨークの安全性について、心配は無用です。ニューヨークはアメリカで最も安全な都市と見なされているためです。世界で最も犯罪率の高い都市ランキングでは、ニューヨークは上位200都市にすら入りません。もちろんそれでも注意をする必要はあります。ニューヨークの犯罪率は近年、劇的に低下しており、中でも観光客に対する犯罪は稀です。ただし、混雑した場所では貴重品にご注意ください。ニューヨークで安全に過ごすため、以下のヒントに沿って行動されることをお勧めします。
ニューヨークで観光客として安全に過ごす
ニューヨークは安全かどうか、女性ひとり旅でも大丈夫かどうか、ニューヨークで注意を払うべきことは何か、という質問を頻繁に受けます。最初の二つの質問には大きな声ですぐにYESと答えることができます。ニューヨークの安全性は日本の大都市にひけをとりません。常識的な行動をし、いくつかの基本的なルールに従う限り、本当に何も恐れる必要はありません。
ニューヨークを我が家と呼ぶようになってから今までの間、安全に関して特筆すべきことは何も起こりませんでした。また幸運なことに、友人や他のニューヨークファンから、ひったくりに遭ったような話も聞いたことがありません。こういったことについてはあまり心配しすぎず、ニューヨークでのホリデーを楽しむことに集中してください!
警察の存在感は日本よりも多少強いかも知れませんが、それは必ずしもニューヨークで他の場所よりも多くの犯罪があるという意味ではありません。ニューヨークが危険であるという悪評は、1970年代と80年代にニューヨーク市、特に地下鉄が危険と考えられていたせいです。
幸いにも、時代は変わりました! ニューヨークは今日、大都市の安全保障に関しては米国の旗艦といえます。楽な気持ちで観光に集中できるように、以下のルールを念頭に置いてください。
ニューヨークで気を付けること
- 典型的な観光客のような振る舞いをしないこと。巨大なシティマップを持って歩きまわらないことや、高価なカメラを首にぶら下げて歩かないことを意味します。目を開けて、周囲に注意を払っていてください。
- 道に迷っても、目的なくぶらぶら歩きまわらないこと。私の無料の Eric’s New York アプリを使用すれば、インターネット接続がなくても、GPSのおかげで現在位置を知ることができます。アプリ上の地図に地下鉄路線図も表示されるため、ある地点から目的地まで素早く移動できます。
- どうしたら良いか分からなくなったら、ニューヨーカーに訊いてみてください。ニューヨーカーは親切で、必要に応じてジェスチャーも使って説明しようと試みてくれるはずなので、怖がらずに助けを求めてみてください。周りに誰もいなければ、ショップやカフェのスタッフを頼りましょう。
- 貴重品はホテルの金庫に安全に保管し、緊急時に備えて、そこにパスポートのコピーも保管します。外出先では荷物預かりを利用できます。イベントや美術館など多くの場所では、スーツケースや大きなバッグの持ち込みができないため、これは特に実用的です。
- 外出中は常に、貴重品を安全に収納し(ファスナーの付いたバッグのほうが、大きく開いたポケットよりも良いです)、大切に保管します。少しトイレに行くだけでも、自分の持ち物を放置しないこと。
- 地下鉄は安全です。ただし夜に地下鉄で移動する人は少なく、一人なら安全とは思えない気分になるでしょう。大人数のグループでなければ、特にマンハッタン外では、夜遅くにはタクシーの利用をお勧めします。
- セントラルパークなどの公園は日中は気軽に訪れることができます。ただし、夜はお勧めしません。同様に、全般に暗くて人けのないところは避けるようにします。
ニューヨークの危険な地域
映画やTVシリーズで観るニューヨークは非常に危険な都市のようで、警察からすぐにこの印象を受けます。しかしながら、犯罪は非常に誇張されて表現されています。マンハッタンはニューヨークで最も安全な地域です。クイーンズやブルックリンなど他の地域も、日中はためらいなく訪れることができます。
ただし、夜にハーレムやブロンクスを歩きまわることはせず、タクシーを利用することをお勧めします。訪れるべきでない場所についてよく訊かれますが、これを一般化することは難しいです。しかし、観光客としてSouth Bronx、Mott Haven、Hunts Point、Fordhamなどに行く必要はありません。ブルックリンにも Brownsville などそれほど魅力的でない地域があります。一部の地域では通りによって雰囲気が変わる場合があるため、ご注意ください。
ニューヨークでの詐欺を回避する
ニューヨーク市は世界中の他の都市と比較して、詐欺は少ないです。これは恐らく、潜在的な詐欺にさえ遭わないことを意味します。ただし、適切な予防策を講じるためにできることは知っておくと良いでしょう。
- 残念ながらニューヨークでもスリは活動しています。泥棒は特にたくさんの人が集まる場所で、すぐに弱い人をターゲットにします。特にタイムズスクエアではバッグや貴重品に目を光らせるようにしてください。他にスリに遭いやすい場所は、グランドセントラル 駅とポートオーソリティ・バスターミナルです。また特に地下鉄のラッシュアワーには警戒を怠らないようにします。
- 非常にお得な価格のものがあるなら、本当かどうか疑ったほうが良いです!これは、タイムズスクエアやエンパイアステートビル周辺の、お土産も売っているような特定の電器屋に当てはまります。これらの店を避けることで多くのトラブルを回避できるでしょう。
- ニューヨークでは公式のイエローキャブのみを利用します。ドライバーがどんなに耳に良い申し出をしたとしても、違法タクシー、いわゆる「ジプシーキャブ」に載らないように。タクシーは、空港では公式のタクシースタンドで待機しています。到着ホールで押しの強いドライバーに会った場合は、ジプシーキャブとみなして良いでしょう。
- 路上でのチケット販売は無視しましょう。これらのチケットが実際に有効であるという保証はありません。たとえ有効でも、チケットの実際の価格よりもはるかに高い金額を支払うことになります。掘り出し物が失望になりかねないので、チケット料金で節約したいなら、安全のためにも代わりに割引パスを利用することをお勧めします。これによりチケットが100%本物であると分かり、同時にお金も節約できます。
- タイムズスクエアの、たとえば映画の人気キャラクターのかっこうをしているようなショーマンは無視してかまいません。写真を撮ったりすれば積極的にチップを求められるので、関わらないのが賢明です。スパイダーマン、エルモ、自由の女神像などが鬱陶しいと感じられたら、すぐに警察官に相談します。
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