ニューヨーク セントラルパーク

ニューヨークのセントラルパーク は、マンハッタンの中心にある広大な公園です。59丁目から110丁目、そして5番街から8番街までに位置しているこの公園は、そこここに手つかずの自然を残しつつ、人工的に造られました。毎年4200万人の人が訪れるセントラルパークは、マンハッタンの「心臓」です。パーク内の道路は車の通行が禁止されています。セントラルパークにはバラエティに富む見どころとアクティビティがあります。季節を問わず、いつも何かしらすることがあります。
Contents
- 1 セントラルパークの見どころ
- 1.1 グレートローン(The Great Lawn)
- 1.2 ストロベリーフィールズ(Strawberry Fields)
- 1.3 ベルヴェデーレ城(Belvedere Castle)
- 1.4 セントラルパーク動物園と子ども動物園(Central Park Zoo & Children’s Zoo)
- 1.5 ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池(Jacqueline Kennedy Onassis Reservoir)
- 1.6 シープメドウ(Sheep Meadow)
- 1.7 タバーンオンザグリーン(Tavern on the Green)
- 1.8 シェイクスピア庭園(Shakespeare Garden)
- 1.9 隠れた滝
- 1.10 ベセスダテラス(Bethesda Terrace)
- 1.11 ローブボートハウス(Loeb Boathouse)
- 1.12 ナウムブルク・バンドシェル(Naumburg Bandshell)
- 1.13 冬のお楽しみ
- 1.14 ビクトリアン・ガーデンズ(Victorian Gardens)
- 2 公園内の交通手段
- 3 その他の面白い事実
セントラルパークの見どころ
セントラルパークにはたくさんの見どころがあり、1回で全部は観きれないと思います。以下に私のお気に入りの見どころをまとめています。
グレートローン(The Great Lawn)
グレートローンは、セントラルパークの中心(79丁目から86丁目まで)にある大きな原っぱで、野球場、バスケットボールコートその他多数のスポーツができるスペースがあります。夏には無料のコンサートが催されています。
ストロベリーフィールズ(Strawberry Fields)
1980年、著名なビートルズのジョン・レノンが、セントラルパーク近くの自宅(ダコタハウス)前で射殺されました。彼の死後、ストロベリーフィールズは、レノンがいつも幸せに佇んでいた場所に平和の象徴としてデザインされました。今でも毎日のようにファンが花束、ポエム、それにロウソクなどをささげています。
西側、71丁目と74丁目の間
ベルヴェデーレ城(Belvedere Castle)
この城はセントラルパーク内の天然の石のひとつ(4億5千万年もの歴史をもつ石!)であるヴィスタロック上に、19世紀に建てられました。1960年代までここはニューヨーク気象台の気象観測のために使用されていました。ベルヴェデーレはイタリア語で「美しい眺め」の意で、たしかにこの城にふさわしい名前といえるでしょう。
79丁目、公園の中央、タートル・ポンド/亀池(Turtle Pond)付近
セントラルパーク動物園と子ども動物園(Central Park Zoo & Children’s Zoo)
ライオン、サル、ペンギンにホッキョクグマ、みんなセントラルパーク動物園にいます。動物園は映画「マダガスカル」にも使用されました。子どもたちがヤギ、羊、牛、ミニブタなどにさわれたり近くで見ることができたりする、特別な子ども動物園もあります。
公園の東側、63丁目と66丁目の間
開園時間
冬期 13:00-16:30、夏期 10:00-17:00、週末 10:00-17:30
ジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池(Jacqueline Kennedy Onassis Reservoir)
この貯水池は1994年に、ジャクリーン・ケネディ・オナシスの貢献を称え、また彼女がこの貯水池の周りをジョギングすることが好きだったことにちなんで命名されました。現在でもジョギングコースとして、特に木々に美しく花が咲く春に人気の場所です。ジョギングコースは約2.4kmあります。
85丁目から96丁目、公園の東側から西側まで
シープメドウ(Sheep Meadow)
シープメドウはひと休みするのに最適の場所です。夏には多くのニューヨーカーが日焼けしに、またピクニックをしにやって来ます。木々の背後から摩天楼が顔をのぞかせるさまはニューヨークならではの風景です。1934年まで、ここは羊が草をはむ本物の牧草地で、羊飼いが住んでいたところはTavern on the Green(タバーンオンザグリーン、緑地の宿屋)と呼ばれています。シープメドウでは8月末に野外での映画の上映もしています(入場無料)。
公園の西側、66丁目から69丁目
タバーンオンザグリーン(Tavern on the Green)
Taverm on the Greenは、セントラルパークの西側に位置するシックなレストランです。地元産の季節の食材に焦点をあてたメニューを提供しています。セントラルパークの眺めが楽しめるクラシカルなセッティングのレストランで、ランチまたはディナーを楽しめます。タバーンオンザグリーンは、特別な日のディナーや、カップルでのロマンチックディナーなどにお勧めできるレストランです。
公園の西側、67丁目
シェイクスピア庭園(Shakespeare Garden)
シェイクスピアの作品に出てくる花や植物のいくつかも植えられている庭園です。シェイクスピア自身が1602年に植えたものの分枝といわれている桑の木もあります。
庭園はデラコルテ劇場のそばにあります。この劇場では5月から8月に開かれるシェイクスピアインザパークの期間中、シェイクスピアの作品が上演されています。これは演劇の大人気シリーズで、アル・パチーノ、メリル・ストリープ、ナタリー・ポートマンなどの有名俳優も長年演じていたものです。無料チケットが毎日、劇場またはオンラインで入手可能です。
公園の西側、79丁目と80丁目の間
隠れた滝
セントラルパークには滝もあること、ご存知でしたか?観光客には知らない人も多く、美しく、平穏な場所です。全部で5つの人工的な滝があり、流れている水はニューヨークの飲料水です。公園西側の102丁目から入り、the Lochと呼ばれる流れに沿って106丁目まで歩いてみてください。
ベセスダテラス(Bethesda Terrace)
ベセスダテラスはセントラルパークの心臓としてデザインされています。階段の上からはザ・レイクと呼ばれる湖とグレートローンの眺めが素晴らしく、また、テラスの下は音響が良く、しょっちゅうストリートミュージシャンが歌ったり、楽器を演奏したりしています。広場の真ん中には世界でも有名なベセスダ噴水があります。噴水はAngel of the Waters(水の天使)としても有名で、天使像の下には、健康、純潔、節制、平和を象徴するケルビム像があります。
公園の真ん中、72丁目付近
ローブボートハウス(Loeb Boathouse)
ベセスダ噴水から池をはさんだ反対側には、のどかなローブボートハウスがあります。ここで手漕ぎボート、自転車、それにロマンチックなゴンドラをレンタルすることができます。もちろん、湖の素晴らしい眺めを見ながら、スナックとドリンクをお楽しみいただくこともできます。
公園の東側、74丁目と75丁目の間(飲食は4-11月の間のみ可能)
ナウムブルク・バンドシェル(Naumburg Bandshell)
ナウムブルク・バンドシェルは、1923年に建てられたセントラルパークでは唯一のネオクラシカル建築で、アコースティック音楽イベントが開催されています。バンドシェル建設に投資したのは、ニューヨークの銀行家で博愛家であったエルカン・ナウムブルクでした。使用されていないときには、公園を訪れた人がステージの上に座っていたり、建築を興味深く眺めている人がいたりします。公園の真ん中あたり、66-72丁目にあります。
冬のお楽しみ
10月末から3月まで、セントラルパークには2つのスケートリンクがオープンします。ウォールマンリンク(娯楽用)とラスカーリンク(アイスホッケーと、熟練スケーター用)です。ウォールマンのチケットは予約できます。
ウォールマンリンク: 59丁目6番街、公園内に入ったら、右側を通ってください
ラスカーリンク:西側、110丁目
ビクトリアン・ガーデンズ(Victorian Gardens)
夏の間、ウォールマンリンクの場所に遊園地が出現し、アイススケートはアイスクリームに置きかえられます。様々な乗り物、ゲーム、飲食が楽しめるビクトリアン・ガーデンズは6月から9月までの営業で、家族全員で楽しめます。
59丁目6番街、公園内に入ったら、右側を通ってください
公園内の交通手段
もちろん徒歩でまわっても良いですが、他にもいくつかの交通手段があります。
レンタサイクル
公園散策に最適なのは自転車です。予約しておけば、多少お安くなりますし、自転車を確保しておけます。公園内が一方通行であることを念頭に置いておけば、公園中を簡単に自転車でまわることができます。
手漕ぎボートとレンタサイクル
セントラルパークレイクでの手漕ぎボートは、ニューヨークの定番です。セントラルパークで何か特別なことをしたいなら、手漕ぎボートをレンタルしましょう-ロマンチックなムードは約束されたようなものです。1時間の手漕ぎボートのレンタルと、1日レンタサイクルを組み合わせることができるので、レンタルボートの前後には公園内や街を自転車に乗って散策できます。
こちらからセントラルパークでの手漕ぎボートレンタルについて読む
セントラルパーク ウォーキングツアー
2時間にわたるウォーキングツアーの中で、興味深い公園の歴史、発達を知ることができ、ウォールマンリンク、ボートハウスカフェ、遊歩道、ベセスダ噴水などの有名な映画のロケ地を観ることができます。
少人数のグループに分かれて、公園を徒歩で散策します。集合場所は、公園から数ブロック離れた西56丁目6番街です。
その他の面白い事実
- 350以上もの映画作品がセントラルパーク内で撮影されたこと
- おおよそ1600万ものニューヨークのアパートメントがセントラルパーク内にすっぽりと収まること
- 公園はモナコ公国より大きいこと
- 公園内を通る4本の通りを造るのに、多数の岩を粉砕する必要があり、南北戦争の決戦・ゲティスバーグの戦いで使われたよりもさらに多くの火薬が使われたこと
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