トライベッカ 見どころ

ニューヨークのトライベッカ地区はロウアーマンハッタンに位置しています。トライベッカ（TriBeCa）とは’Triangle Below Canal Street’の頭字語です。つまりトライベッカは大雑把にハドソンリバー、Canal Street、Broadway、そしてVesey Streetを結んだところに位置しているといえます。この地区の北西には、ニューヨークとニュージャージーを結ぶホランドトンネルの入口があります。トライベッカは多くの有名人がhomeと呼ぶ、雰囲気の良いエリアです。ここにはいくつかの見どころがあります。

トライベッカの見どころ

トライベッカはニューヨーク市で最も安全な地域のひとつに選ばれ、多くの映画俳優やポップスターがここの住人です。思いつくだけでもビヨンセとジェイZ夫妻、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ティンバーレイク、ハリー・スタイルズなどがいます。トライベッカはニューヨークで最もお高いエリアのひとつであり続けています。

トライベッカのピア25

ハドソンリバーパークのトライベッカ側には、ピア25という広大な遊び場があります。公園のこの部分はどの年代でも楽しめます。水場がある子どもの遊び場から、クライミングウォール、ビーチバレーコート、ミニゴルフコース、ラウンジチェアがあるサンデッキなどです。

4月から10月までは停泊した状態のセーリングボート上に位置するオイスターバー、Grand Banksもあります。ダウンタウン・マンハッタンのビル群の景色を眺めながらカクテルとおつまみを楽しむことができる、雰囲気の良いロケーションです。

アイリッシュ飢餓記念碑

歴史愛好家なら、Vesey Streetの角にあるIrish Hunger Memorialには行く価値があります。もともとアイルランド大飢饉に敬意を表すために建てられたこの屋外庭園は、半エーカー以上の土地にあります。アイリッシュコテージの壁に歴史、引用、詩などが展示されています。

トライベッカ映画祭

9/11同時多発テロ後、このエリアの復興のサポートのため、ロバート・デ・ニーロ、ジェーン・ローゼンタール、クレイグ・ハトコフがトライベッカ映画祭を創立しました。これは映画の街としてのニューヨークの評判を高めたばかりでなく、世界有数の映画祭に発展しました。とてつもない数のドキュメンタリー、ショートフィルム、ファミリーフィルムなどの他、毎年恒例のアーティストアワードと、たくさんの無料のアクティビティがあります。次回のトライベッカ映画祭は、...から...まで開催される予定です。

トライベッカ映画祭イベントのチケットが入手できるかどうか、こちらをご覧ください。

トライベッカのショップとレストラン

たくさんの有名人が住み、高級ロフトアパートメントが軒を連ねるこの地区に、豪華なお店やシックなレストランがあふれ返っていても、皆さんは驚かないでしょう。舗装された路地に、多数の有名レストランを見かけます。たとえば、寿司やアラカルトメニューを提供しているジャパニーズレストラン、タカハチや、ロバート・デ・ニーロも共同経営しておりセレブに人気のTribeca Grillなどです。もう少し控えめなところが良ければ、気取らないバー、アナザールームへ行きましょう。内装や照明がロマンチックでアットホームな感じです。パートナー（候補）が地ビールや美味しいワインがお好きなら特に、デートにお勧めの場所です！

トライベッカのホテル

トライベッカには良いホテルがいくつかあります。滞在するのに便利なオーセンティックなエリアです。多くの地下鉄路線が通っていて、マンハッタンの他の場所にも簡単にアクセスできます。 Sheraton TriBeCa はこのエリアのはずれに位置しています。クラブレベルの客室を選択すれば、近隣の素晴らしい景色を望むルーフトップにアクセスできます。他の良いホテルには The Roxy Hotel や、 Conrad New York Downtown などがあります。

 

トライベッカの歴史

トライベッカは今でこそ人気のエリアですが、以前からそうではありませんでした。現在はほとんど住宅として機能している倉庫は、このエリアがまだ工業地帯だった頃の名残です。空地化と崩壊の期間を経て、80年代にアーティストたちの団体が廃墟化した倉庫の屋根裏に居座るようになったことが、この地区の復興の始まりでした。企業が引っ越してくるようになり、トライベッカが、今回はロウアーマンハッタンの中でも好ましく繁栄した地域として地図に掲載されるようになるまでたったの10年でした。