ニューヨーク ロックフェラーセンター

ロックフェラーセンターは、マンハッタンのミッドタウン、48-51丁目に位置する19の商業ビルです。観光客にいちばん人気の観光名所のひとつであるトップオブザロックは、ロックフェラーセンターのコムキャストビルの最上階にあります。また、NBCテレビの本部やラジオシティ・ミュージックホールもロックフェラーセンターの一部です。
ロックフェラーセンター ツアー
ロックフェラーセンターツアーでは、ロックフェラーセンターの豊かな歴史と建築について学ぶことができます。歴史の専門家が、この複合施設で最も重要なビル、庭園、スペースを案内してくれます。ツアーは約1時間で、ロックフェラーセンターをまったく別の角度から観る機会となるでしょう。
ニューヨーク ロックフェラーセンター の歴史
ロックフェラーセンターと展望台は、ジョン・D・ロックフェラーからマンハッタンへのプレゼントでした。彼は観光客と地元民が、ニューヨークを観、驚嘆するスペースを創り上げたかったといいます。1933年に完成してから、たくさんの浮き沈みがあったようです。
ロックフェラー・クリスマスツリーは、ニューヨーク市のクリスマスの象徴的シンボルです。クリスマスツリー点灯の伝統は、1933年にロックフェラーセンター敷地内で働く人々がセンターの中庭を6mのバルサムモミで飾ったときに始まりました。それ以来年々、ロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式はその規模と人気が高まっています。
ロックフェラースケートリンクは1936年にオープンしました。市民を惹きつけるようにと一時的にデザイン・設置されたアイススケートリンクでしたが、最終的には毎年のイベントになりました。このスケートリンクで150人が一度に滑ることができます。
浮き沈み
1940年代、ロックフェラーセンターは順調でした。90%以上の商業ビルが貸し出されていました。1970年代に経済危機により難局が訪れ、多くのビルに借り手がないままでした。しかし1980年代になり、トレードマーケティングがブームになって人々が株主になることができるようになり、だんだんと難局を乗り越えました。さらに、2千万ドルのリノベーションを経て65階のラウンジ・レインボールームが再オープンし、また、ラジオシティミュージックホールで1990年代に催されたフランク・シナトラの5公演は売り切れでした。この後再度の後退を経て、新たな投資家たちが見つかり、またこれらの投資家たちのおかげで地下鉄の駅も改装されました。
トップオブザロックの再オープン
20世紀は、ジョン・D・ロックフェラーの「観光客と地元民が、彼(ロックフェラー)の愛した街ニューヨークを観、驚嘆する」というもともとのビジョン再創造のときでした。20年近くのリノベーションの後、ロックフェラーセンター30番地のトップオブザロックが一般公開されました。展望台は、ビルの他の箇所での重要なリノベーションのため、1986年から2005年まで閉まっていました。その後、ロックフェラーセンターは経済的危機に直面しました。最終的にトップオブザロックそれ自体も改修され、2005年11月に再オープンしました。現在展望台には、年間250万人の観光客が訪れています。
レインボールームレストラン
レインボールームは、長期間にわたるリノベーションの末に再オープンした、伝説的なレストラン/イベントスペースです。1934年のオープン以来、レインボールームは世界的な有名人、ミュージシャン、政治家、実業家が利用してきました。ニューヨークシティのランドマーク、ロックフェラーセンターの65階に位置するだけあって、さすがにしゃれています。最近ではこのレストランと、同じ階にあるバーは、プライベートイベントや特別な機会にのみご利用可能となっているようです。
NBCスタジオ
国営放送局(National Broadcasting Company)は1933年にロックフェラーセンターに引っ越してきました。これらスタジオのおかげで、アメリカの観衆はニュース番組トゥデイ(Today Show)やコメディバラエティ番組サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live)など多くのテレビ番組を楽しむことができています。NBCがラジオ局からテレビ局になったときには、1500マイル以上ものケーブルが必要だったといいます。1994年には、ニュース番組トゥデイが地階のスタジオから放送されるようになりました。
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