ワールドトレードセンター トランスポーテーション ハブ

ワールドトレードセンター トランスポーテーション ハブ

ワールドトレードセンター トランスポーテーションハブ というのが、マンハッタンのファイナンシャルディストリクトに立つPATHトレインを初めとする公共交通機関の駅、そしてショッピング複合施設の、正式名称です。9/11同時多発テロにより、このエリアは完全に打撃を受けました。近隣エリアの復興はすぐに着手され、そのプロセスは、2016年に「オキュラス」と呼ばれる地上の複合施設がオープンしたことによってひとつの節目を迎えました。ワールドトレードセンター トランスポーテーションハブ は、ニューヨークシティの様々な公共交通機関の駅として機能する他、巨大なショッピングセンターも擁しています。

カラトラーヴァによるオキュラス

ワールドトレードセンター トランスポーテーションハブは、スペイン人建築家のSantiago Calatravaによって設計されました。彼は白い大理石が並ぶ大きなホールを創り上げました。このホールの一部は9/11メモリアルの下に位置し、印象的な地上のセクション「オキュラス」と繋がっています。ワンワールド展望台の向かいに位置するオキュラスは、鳥を表しているとこのデザイナーはいいます。オキュラスの屋根部分には少し隙間があり、毎年9月11日の10:28には、この隙間から太陽が差し込みます。これは、2001年にツインタワーの2つめが襲撃され崩れ落ちたのとまったく同じ時刻なのです。

重要なPATHステーション

ワールドトレードセンター トランスポーテーションハブは、The Port Authority of New York and New Jersey(PATH)の所有となっています。PATHトレインの主要駅であり、ニューアーク-ワールドトレードセンター間と、ホーボーケン-ワールドトレードセンター間の電車が運行しています。この駅は、PATHトレインとニューヨーク市内の複数の地下鉄線、そして近くにあるバッテリーパーク シティフェリーターミナルを結んでいます。つまり、マンハッタンにある他のふたつの主要駅、ペンステーションとグランドセントラルターミナルにとって、「ライバル」駅ということになるでしょう。
ワールドトレードセンター トランスポーテーション ハブ - オキュラス ワールドトレードセンター トランスポーテーション ハブ - オキュラス外観

ウェストフィールド ワールドトレードセンターモール

この複合施設は、ショッピングセンターとしての機能も果たしています。オキュラス、そして2ワールドトレードセンター、3ワールドトレードセンター、4ワールドトレードセンターのタワー下に、ウェストフィールド ワールドトレードセンターモールができました。34,000㎡近いショップスペースを持つウェストフィールド ワールドトレードセンターモールは、マンハッタン最大のショッピングモールです。

ワールドトレードセンター トランスポーテーション ハブ - 内装

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