ニューヨークの歩き方

ニューヨークを歩くのは最初は難しいかも知れませんが、ちょうど札幌や京都のように「碁盤目」状になっていることを理解するとぐっと簡単になります。理論としてはとてもシンプルです。水平及び垂直に線で分割された四角いブロックを想像してください。ニューヨークで方向感覚を掴むには、いくつかの経験則を覚えるだけですぐにニューヨークの道路のシステムをよく理解することができるでしょう。

ニューヨークをナビゲート

最も重要なこと、マンハッタンの地図の構造から始めましょう。マンハッタンはダウンタウン、ミッドタウン、アップタウンという3つの主要なセクションに区分されています。ダウンタウンはユニオンスクエアの南、ミッドタウンはユニオンスクエアの北から59thストリートまで、アップタウンはセントラルパークの南端から北すべてです。この知識は地下鉄に乗るときに有益です。地下鉄はアップタウン（北）またはダウンタウン（南）の二方向に走っているため、どちら方面の電車に乗ったら良いかすぐに分かります。

ニューヨークの道路システム

マンハッタンは街をストリートとアベニューに分ける碁盤目状というのがとても有名です。すべてのストリート（当サイトではストリートまたは○丁目）は東西、すべてのアベニュー（当サイトではアベニューまたは○番街）は南北に走っています。たとえばフィフスアベニューはハーレムからセントラルパークに沿って、南はワシントンスクエアパークまで到達します。また59thストリートはセントラルパークの南端を東西に通っています。

ニューヨークの道路では次の点に注意してください：

• マンハッタン全体を通るブロードウェイは碁盤目の例外です。
• ハウストンストリート以南（グリニッチヴィレッジ）のストリートには、たとえば Lafayette Street など、数字ではない名前がついています。
• マンハッタンの東側にあるアベニューも、Madison Avenue のように数字ではない名前がついています。
• アップタウンエリアの西側も、Columbus Avenue のように数字ではない名前がついているアベニューがあります。
• 北のハーレムでは、碁盤目の順序に従った数字の名前と、歴史上の人物を記念する名前の両方がつけられていることがあります。たとえば125丁目はマーティン・ルーサー・キングブールバールでもあります。
• ブルックリンとクイーンズの番地のつけ方は異なります。

ニューヨークの建物の番号

アメリカでは住所表記のストリート名の前に番地（建物の番号）を書きます。したがってミンスコフ劇場の住所は 200 West 45th Street のように記載します。200が建物の番号で、これは45thストリートの西側に立っていることを意味しています。フィフスアベニュー（五番街）がマンハッタンを東西に分断しています。このためマンハッタンのほとんどすべてのストリートの住所に西または東の表記があります。したがって “200 East 45th Street” という住所も存在します。番号はフィフスアベニューを始点に東西に向かってそれぞれ若い番号から大きい番号になっていきます。東側の住所には East または E が付き、西側には West または W が付きます。

ニューヨークの交差点を利用してナビゲート

マンハッタンは広く、住所を見ただけでは場所が分からないことがありますが、これを分かりやすくするために、所在地を表記するときにいちばん近い交差する道路を併記することが多くあります。たとえば、45 Essex Street (between Grand Street and Hester Street) – 「エセックスストリート45番地（グランドストリートとへスターストリートの間）」などです。タクシーの運転手には “42nd Street and 9th Avenue” など、必ず交差する通りや交差点などを知らせましょう。