ニューヨークへの乳幼児連れフライト

ニューヨークへの乳幼児連れフライト

子連れフライトでニューヨークへ行くなら、念入りに準備しましょう。乳幼児連れでのフライトの予約方法は?特別料金や割引はあるの?フライト中気を付けること、空港からの交通手段は?これらの質問への答えを以下、私の個人的経験に基づいて書きました。

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ニューヨークへのフライト~2歳までの乳幼児連れ~

赤ちゃん連れでのフライトは、長距離フライトなら尚更、チャレンジングなものです。赤ちゃんに1席予約すると、子ども料金全額がかかります。赤ちゃんをお膝の上に抱っこして行かれるなら、料金は大人のおよそ10%ほどでしょう。ニューヨーク行きのフライトは混雑していることが多く、隣の席が空いているとは限らないと思っておいたほうが良いでしょう。

乳幼児連れ向けの座席

各航空会社により、小さな子ども連れの家族向けの座席に関する規定には微小な違いがあります。私の経験ではどこの航空会社も、たとえ追加料金を支払う意志があったとしても、子連れということにそう考慮してくれるものではありません。バシネット(乳児用ベッド)を取り付けられる壁の前の席がいくつかあります。これで赤ちゃん連れの両親と赤ちゃん本人にとって旅がずっと楽になります。しかしながら私自身は、一度しかこの席を予約できませんでした。その他のときすべて、子連れ以外の乗客にこの席を先に予約されていたようでした。足元が広いからでしょうか。しかしこれは大変フラストレーションがたまるものです。バシネット席を確保するいちばん良い方法は、予約の後で航空会社に直接電話をすることでしょう。それでもとれなければ、空港にできるだけ早く行ってもう一度トライすることです。バシネットには10kg前後の体重制限があることにご注意ください。

日系航空会社は全般的にサービスの質が良いのはもちろん、子ども連れは優先搭乗を案内されることがほとんどです。他にも子ども向けの食事など、航空会社により様々な子連れ旅行者へのサービスがあります(各航空会社への問い合わせ・予約が必要)。子連れでの搭乗に関する規定は、航空会社により様々です。複数の航空会社で、たとえば私が利用したユナイテッド航空では、子ども連れは優先搭乗ができます。子どもを連れて長い行列で待っているのはストレスフルな経験となるでしょう。この場合、持ち込み手荷物を入れる棚も何列も前か後ろの位置になってしまうかも知れないことも念頭に置いておきましょう。

フライト中の子ども用の食事

キッズミールがご利用になれます。フライトを予約しているときにキッズミールを選択できる場合もあります。お子さんはミルクしか飲みませんか?遅延などに備えて多めに持参しておきましょう。さらに、ニューヨークでは入国管理の行列で2-3時間待ちということがあり得ます。ミルクは機内で客室乗務員に温めてもらえます。赤ちゃんの授乳時間はよく計算しておきましょう。飛行機が着陸してからは、授乳する場所やミルクを温める場所がしばらくないかも知れませんから、最後の授乳はできるだけ遅く(着陸の直前など)にしてあげると良いでしょう。

エリックからの旅のアドバイス:“飛行機の中で前後左右に座っている人とちょっとした会話をすることをお勧めします。赤ちゃんや子どもが静かに乗っていられるようにあらゆる努力をしますので、ご迷惑をおかけしますが、とひとこと声をかけることは、お互いに気持ち良く旅をできるちょっとした努力です。ほとんどの人は理解してくれますし、フライト中にもし赤ちゃんが泣いてしまっても大抵は暖かく見守ってくれます。フライトについてはもう悩まずに、ニューヨークで子どもと一緒にできるアクティビティについてご検討ください。”

空港での授乳

JFK、ニューアーク、ラガーディア、スチュワート空港には多数のMamava lactation pods(授乳室)があります。移動中の母乳育児中の母親向けに特別にデザインされたこれらの授乳室は、各空港ターミナルのセキュリティ後にあります。これらの授乳室には母親とベビーカー、赤ちゃん、そしてご一緒に旅行されている人が入ることができます。ベンチ、折りたたみ式テーブル、搾乳機を繋げるのに利用できるパワープラグ(日本以外からの旅行者はアメリカで使える電源プラグの持参をお忘れなく)があり、プライバシーを守るためにドアは施錠することができます。授乳室へのアクセスを調べるには、Mamavaのアプリをダウンロードしてください。

ニューヨークへのフライト~2-12歳の子ども連れ~

2歳からは、子どもに必ず座席を購入しなければなりません。座席運賃は安くても大人料金の75%くらいからで、割引がなく大人料金と同じ航空会社もあります。予約する前に可能なら座席表を見てみましょう。2人掛けの座席なら3人家族は離れてしまいますし、3人掛けの座席だと4人家族には不都合でしょう。事前に座席表をチェックすることで、このような事態を避けることができます。もちろん日時などにあまり選択肢がない場合、どうにかなる保証はありませんが、チェックしないよりはましです。空港で子どもをいっぱい遊ばせることも良い考えです。私自身、母が「ここ(機内)はプレイグラウンドじゃないのよ!」といっていたことが未だに耳に残っています。搭乗前に子どもを子どもらしく自由に遊ばせれば、そうしなかったときよりもずっと、長距離フライトの機内でも静かにしてくれることでしょう。

フライト中の子ども向けアクティビティ

ニューヨークへの機内には大抵、アニメを観たりゲームをしたりできるスクリーンがついています。テレビの観すぎは良くないと教えるのはまた今度で良いでしょう。ご自身でもいくつか暇つぶしを用意するのを忘れないようにしましょう。パーソナルスクリーンのついていない飛行機なら、iPadなどのタブレットを持って行くのが得策でしょう。搭乗前に子ども向けの楽しいアプリをダウンロードしておきましょう。タブレットを利用してニューヨークのことを教えながら、これから行くところで何を観るのかということを話すのも楽しいでしょう。本を読んであげたり、パズルをしたりするのも良いでしょう。

フライト中の睡眠

長距離フライトですので、大抵の子どもは最低でも数時間は眠ると思います。航空会社によっては厳しいところもありますが、私はこれまで、ブランケット、枕、ジャケットなどを駆使して床に寝床を作ってあげています。これの良くない点は、乱気流などでシートベルトを着用しなければならなくなったときに子どもを起こさなければならないことです。子どもが機内で靴を脱いでいられるように厚手の靴下を持って行きましょう。大きな専用の枕を持っている子どもも見かけたことがあります。私自身はそこまでしませんが、快適そうだったのは確かです。

周りのお客さんに迷惑をかけない

周りに座ったお客さんに特に迷惑がかかるのは、子どもが前のお客さんのイスを蹴ることと、タブレットなどの音がうるさいことです。子どもがそんな振る舞いをするのはもちろん、よくあることかも知れませんが、ヘッドセットやイヤフォンを持参したり、前のイスを蹴ってはだめとよくいい聞かせることで迷惑をかけるのを避けられます。私自身は周りのお客さんが搭乗したらすぐに、前後のお客さんに何でも迷惑だと感じることがあればすぐにいってくださいと声をかけます。それに対する反応は大抵優しく、その後思った通りに子どもがお行儀良くしていなかったとしても、ひどくイライラすることはないでしょう。

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空港への到着

アメリカへ到着後、乳幼児を含むすべての人が入国審査を通らなければなりません。ここの行列はときにはかなり長くなることがあります。このプロセスを効率的に通りたい場合、モバイルパスポートコントロールアプリをダウンロードして、家族全員の情報を入力することができます。これでQRコードを受け取っておけば、入国審査で指定の列に並ぶことができます。これにより待ち時間が短縮され、あなたとご家族は入国審査を速く済ませることができます。

空港からホテルまでの移動

空港からホテルまで、シャトルバスまたはタクシーをご利用になる場合、チャイルドシートの使用が法律により義務づけられていることをご承知置きください。2歳未満の子どもは後ろ向きのチャイルドシートに、4歳未満もチャイルドシートに座らせる必要があります。その他の子どもは8歳まではブースターシートを使用する必要があります。ブースターシートは体重約18から36kgまで、身長約145cmまでの子ども用にデザインされています。

ホテルが地下鉄駅から近く、荷物も多くないのであれば、地下鉄の利用も検討しても良いかも知れません。以下よりプライベート空港送迎を予約し、追加料金を払ってチャイルドシートを追加することもできます。

こちらからチャイルドシート付きのプライベート空港送迎を予約

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